If you run after two hares, you will catch neither.
『if~』が『接続詞』で「もし~ならば」という意味。
これが、高校になると、『仮定法』という名前がついて、ややこしくなるのだが、中学ではこれだけでじゅうぶん。
you run after two hares
『run(走る)』が『動詞』、『after~(~の後に)』が『前置詞』なのだが
『run after~』で「~の後で+走る」→「~を追いかける」と、かたまりで特定の意味で訳されることの多い『熟語』として覚えてしまおう。
『hares』は『hare(野ウサギ)』の『複数形』
「あなたは二羽の野ウサギを追いかける」
you will catch neither.
『catch(~を捕まえる)』が『動詞』
『neither』が『代名詞』で、前に出てきた「二羽の野ウサギ」を差し、その「どちらも・・・ない」という意味。
2択に対して
- 「両方ともあり」→『both』
- 「片方あり」→『either』
- 「どちらもない」→『neither』
で、もともと『not + either』からきている。
この否定の感覚が日本語と異なる点で
日本語の場合
「両方」+「ない」→「両方ない、どちらもない」
「全部」+「ない」→「全部ない、まったくない」
となるのだが
英語の場合
not + either
「どちらか」+「ない」→「どちらか(すら)ない、どちらもない」
not + any
「少し」+「ない」→「少し(すら)ない、まったくない」
なので、「少しない」と訳したら、×がついてしまう。
If you run after two hares, you will catch neither.
「もしあなたが二羽の野ウサギを追いかけるのなら、両方とも捕まえられないだろう。」
となる。
『if』に関して、高校受験でも関わる大切なポイントが1つだけあって
それが、『条件を表す副詞節では時制は現在』という縛りである。
言葉で表すとチンプンカンプンだが、要は『if』もしくは『when(~のとき→ならばと訳せる)』が頭についている文の方には『will』を使ってはいけませんよ、というルール。
「もし明日雨が降ったら、学校をお休みします。」
×If it will rain tomorrow,I will be absent from school.
○If it rains tomorrow,I will be absent from school.
『tomorrow』につられて『未来形』にしないように注意。逆に『if』がついていない方は『条件』ではない普通の『未来』ですから、『will』をつける必要があります。