急がば回れ-急いては事を仕損ずる-

2014/12/25 投稿

Haste makes waste.

『haste(せくこと)』は『waste(無駄、浪費)』を『make(つくる→生じる)』の『三単現』形

急ぐと無駄になる、ということだ。

 

無理やり訳しても、意味が通じるのだからそれでいいのだが、この『make』はなかなかにやっかい。

代表的な例として、『使役動詞』がある。

『make A B』の形で、『AにBさせる』という意味になる。

 He made me laugh.

 「彼は私を笑わせた。」

『つくる』では訳せないパターン。まあ、私を笑う(状態)につくった(→した)と無理やり解することもできそうではあるが。

 

このことわざの最大のポイントは『韻』

 Haste makes waste.

赤い部分の音がまったく同じために、文にリズムが生まれ、強く印象に残る。

是非、何度も音に出して覚えたい文章。

 

「急いては事を仕存じ」ますぞ。