Haste makes waste.
『haste(せくこと)』は『waste(無駄、浪費)』を『make(つくる→生じる)』の『三単現』形
急ぐと無駄になる、ということだ。
無理やり訳しても、意味が通じるのだからそれでいいのだが、この『make』はなかなかにやっかい。
代表的な例として、『使役動詞』がある。
『make A B』の形で、『AにBさせる』という意味になる。
He made me laugh.
「彼は私を笑わせた。」
『つくる』では訳せないパターン。まあ、私を笑う(状態)につくった(→した)と無理やり解することもできそうではあるが。
このことわざの最大のポイントは『韻』
Haste makes waste.
赤い部分の音がまったく同じために、文にリズムが生まれ、強く印象に残る。
是非、何度も音に出して覚えたい文章。
「急いては事を仕存じ」ますぞ。