Laugh and get fat.
明けましておめでとうございます。
新しい年が始まりました。気持ちも新たに頑張っていきましょう。
ことわざも新年らしいものからスタート!
ということですが、文が『動詞』の『laugh(笑う)』から始まっているので『命令文』
『~しろ』という意味が加わり、「笑え」という意味になります。
『and』で『get』という『動詞』と並べていますが、『get』には「~を手に入れる」という意味以外に、後ろに『形容詞』を『補語』としてもってきて、「~になる」という意味を持ちます。
言葉で説明するとややこしいですが、
He was(=) fat. 「彼は太っていた。」
He got(=) fat. 「彼は太った。」
『補語』というのはこの『イコール(=)』の関係が成り立っていて、用法的には『be動詞』の時と同じだよ、ということです。
違いは『get』には「~になる」と『become』などと同じ意味が加わるわけです。
『become』と違うのは、『get』には「~に(少しずつ)なる」という意味があり、変化するのとはニュアンスが違います。変わっている最中は気づかずに、後から見ると違っていた感じ。
It got dark. 「暗くなった。」
こういう場合に使うのが『get』です。
Laugh and get fat.
で、「笑え、そして太れ」
ということですが、この『fat』は「まるまるとしていて健康的な」という意味でもあり、「笑って、健康になりましょう」ということでしょう。
ちなみに、『命令文, +and~』で『~しなさい、そうすれば~』という訳もできるので
「笑えば、健康になるよ」という感じになりますかね。
いちおう英語では、「笑う門には福来る」をそのまま英訳した
Fortune comes in at the merry gate. 「幸運は明るく陽気な門のところに入ってくる」
というのも使うようです。